研究に関する患者さんへのお知らせ

2021.04.01

町立太良病院では、診療の中で発生するさまざまな診療情報を研究に利用させていただくことに関して、同意の有無についてご回答をいただくようにいたしております。

以下の研究の対象となる方で、臨床データの研究への利用を希望されない方は担当者までご連絡ください。

なお、研究への協力をされない場合も、ご本人が本院で受けられる診療への不利益等の影響は一切ありません。

承認番号	研究課題名	研究対象	説明資料
町立太良病院倫理委員会（2021.03.29承認）　No.27	日本整形外科学会症例レジストリー（JOANR）構築に関する研究（担当者/研究責任者上通一泰）	整形外科の患者さんで、西暦2020年4月1日から西暦2029年2月28日の間に手術を受けた方	説明資料No.１

Contents

町立太良病院では、下記の臨床研究を実施しております。

この研究の計画、研究の方法についてお知りになりたい場合、この研究にカルテ情報を利用することをご了解できない場合など、お問い合わせがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。

なお、この研究に参加している他の方の個人情報や、研究の知的財産等は、お答えできない内容もありますのでご了承ください。

日本整形外科学会症例レジストリー（JOANR）構築に関する研究

町立太良病院　院長　上通一泰

整形外科（運動器疾患）の手術に関した大規模データベースは現在日本にはなく、これを作ることは以下の点から大変必要です。
1）その実施状況に関する大きなデータ情報で、日本での手術治療の実態が把握されます。

2）運動器疾患では人工関節、骨固定材料など種々の体内埋込型インプラントを用いた手術が多く、この蓄積された情報でインプラントの改良、手術法の改善などの提言が可能です。

3）健康保険委員会への提言、新規医療技術の評価など、さまざまな政策対応が可能です。この研究は国民健康向上の観点に加え、医療経済上も極めて重要と考えられます。

研究が達成できれば以下のこと知ることが出来ます。

1）再手術率や合併症発生率などに関するエビデンス、
2）専門医制度のための症例データベース、
3）インプラント製造販売後調査、
4）新規医療技術の評価など

対象となる患者さん：整形外科の患者さんで、西暦 2020年4月1日から西暦2029年2月28日の間に手術を受けた方
研究期間：西暦 2020年4月1日から西暦2029年2月28日
利用するカルテ情報：匿名化 ID、年齢、性別、生年月日、病名コード、手術コード、手術時間、麻酔時間、手術日、術者情報、術後30日における治療成績、各部位の手術概要、手技、インプラントコンポーネントなど
情報の管理は、研究代表者機関であるデータセンター（日本整形外科学会）にインターネットを介して提出され、集計、解析が行われます。